ハイル語録よもやま話
なるがまま
- 与三郎
2026/09/05 (Sat) 00:43:54
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思いがけない出会いもふいに訪れる別れも
計画の外側からやってきて
心の形を少しずつ変えていく
抗おうとすれば世界は固くなる
受け入れようとすれば
世界は少しだけ柔らかくなる
なるがままに生きるとは
「流されること」ではなく
「訪れた出来事を自分の速度で受け止めること」なのだ
人生はこちらが力を抜いた瞬間に
ふっと優しい顔を見せることがある
そのとき初めて
「なるがままに生きる」という言葉が
自分の中で静かに形を持ち始める
ある日の午後
- 与三郎
2026/09/04 (Fri) 02:34:59
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窓から差し込む光がテーブルの上のティーカップ
笑い声がふわっと重なる
ホットのアイスコーヒーって言っちゃった
「それもう新しい飲み物じゃん」と肩を揺らす
「ホットでアイスでホットならぬるいのが正解」
その真剣さが逆におかしくてまた笑う
カフェのテラスに柔らかい風が通り抜ける
笑い声と風の音が混ざって
時間が少しゆっくり流れる午後
人は弱い - 与三郎
2026/09/03 (Thu) 02:04:33
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人は弱い
その弱さは夜の風みたいに静かで
ときどき胸の奥を揺らしてくる
けれど——
弱さは折れる理由ではなく
歩き続けるための小さな灯りだ
強さだけで立とうとすると
影は濃くなり孤独は深くなる
弱さを抱えたまま進む人だけが
他者の手の温度を知る
弱さは傷ではなく
生きるための柔らかな余白
その余白があるから
人はまた朝へ向かって歩き出せる
優しき人 - 与三郎
2026/09/02 (Wed) 01:38:07
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誰かの痛みを見つければ
自分のことのように胸の奥がふわりと動き
そっと寄り添うように言葉を置く
その優しさは声よりも先に空気を温め
影さえもやわらかくしてしまう
その人がいるだけで
光が少しだけ澄んで見え
誰かの心の中に
静かな風がひとつ生まれる
歩いて帰る - 与三郎
2026/09/01 (Tue) 01:50:39
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今日は歩いて帰りたい気分だ
足取りは軽くて
まるで道のほうが
「おかえり」と先に笑ってくれているみた
街灯の光はやわらかく
風は背中をそっと押してくれる
ひとつひとつの景色が
これからの自分を明るく照らしてくれる気がする
歩くほどに心が軽くなる
まだ見ていない明日が
少し楽しみになるような帰り道
離れてても - 与三郎
2026/08/31 (Mon) 02:15:54
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遠く離れても
心のどこかで思う瞬間がある
ふとした風の匂い
夜更けの静けさ
誰かの笑い声
そんな些細なきっかけが
あなたへと続く細い糸をそっと震わせる
距離はたしかにある
けれど想いはいつも自由で
どこへでも届く
声が聞こえなくても
姿が見えなくても
思う気持ちは静かに確かにある
遠く離れても忘れない
遠く離れてもつながっている
その事実だけで心は少し安らぐ
噓 - 与三郎
2026/08/30 (Sun) 00:59:52
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「大丈夫だよ」と言う
本当は心の重さを全部知っているのに
その重さを軽く見せるために
言葉の端をそっと丸くする
嘘は刃物じゃない
誰かを守るために
光の当たらない場所で
静かに形を変える布みたいなもの
傷つかないように
少しでも柔らかくなるように
その布をそっと広げる
もしこの嘘が永遠であってほしいと願うなら
それはきっと
真実よりも優しい時間を求めているから
静かなやさしさ - 与三郎
2026/08/29 (Sat) 02:06:17
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人のためにと思って差し出した手が
相手にとっては重く感じられることがある
少しでも楽になればと願っただけなのに
その思いやりが相手のプライドを傷つけて
親切と押しつけの境界線は
いつだって薄い膜のように揺れていて
自分の気持ちが透けて見えるほど近いのに
相手の心はその向こう側で静かに影を落としてる
迷惑だったかもしれないと気づいた瞬間
胸の奥がきゅっと縮む
けれどその痛みは
誰かを思う気持ちが本物だった証でもある
思いやりは完璧じゃなくて
すれ違うことも遠回りになることもある
それでもそっと立ち止まり
相手の呼吸に耳を澄ませようとするその姿勢こそが
静かな優しさになる
祈り - 与三郎
2026/08/28 (Fri) 02:02:26
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祈りは風のない夜にそっと立つ灯
誰にも見えない場所で
静かに揺れながら
心の奥の澄んだところへ光を落としていく
遠くの空には薄い雲が流れ
その向こうで
まだ見ぬ優しさが息づいている
ただその方角へ手を合わせる
祈りとは願いではなく
どこかにある小さな善を信じること
その信じる気持ちが
今日をそっと支えてくれる
誰かと - 与三郎
2026/08/27 (Thu) 02:01:30
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風がすだれを揺らし影がゆるやかに流れていく
ふとした瞬間誰かの笑い声がこぼれる
それにつられてもう一人が笑い
最後の一人も頬がゆるんで目尻が柔らかく下がる
理由なんてきっと小さなこと
でもその小ささが人の間では宝物みたいに光る
「一緒だとなんでも嬉しくなるね」
そんな空気が風鈴の音みたいに澄んで響く
光も風も影も
人の喜びにそっと寄り添って
世界が少しだけ明るくなる